若い人に、「手元の文字が見にくい」「夕方になると物が見づらい」などといった老眼のような症状を訴える人が増えています。こうした症状は「スマホ老眼」と呼ばれ、スマートフォンなどの携帯の使い過ぎによるものと言われています。

小さい文字を近くで長時間見続けることで、目のピントを調節する筋肉がスムーズに動かなくなるため、老眼と同じような症状が現れるのです。

なるべく30分に5分休んで遠くを見るようにする、意識してまばたきをする、目の体操やマッサージなど、目に負担をかけないようにすることが大切です。

 

中医学では、目は「肝」と密接なつながりがあるとして、目の様々な症状には「肝」を養うことで改善します。

「肝」は「血を貯蔵して、全身の血の量や流れをコントロールする」、「全身の気の流れを良くして、精神状態を安定させる」働きがあります。「肝」に蓄えられた「肝血」は、経絡を通って目に栄養を与え、潤し保護します。そのため、肝血が十分にあることが目を健やかに保つためには重要です。目の使い過ぎ、ストレス、疲労、睡眠不足は肝血を消耗しますので、目の症状がある方はストレスや睡眠などにも注意しましょう。

 

中国では目に良いものとして、以下のものがよく使われます。

 クコの実 :肝腎を補うとともに、血を補い気を巡らせて、視力の減退や目の渇き、疲れ、涙目などの症状を改善します。

 菊の花  :中国では目が疲れた時やイライラを鎮めるお茶としてのまれています。目の充血、疲れ、かゆみに良いとされて
      います。

 決明子  :エビスグサの種。目の炎症を抑え、良く見えるようになることから「決明」という名称がついています。
      日本では「ハブ茶」と呼ばれ、健康茶として古くから飲まれています。

 石決明  :アワビの貝殻の内側の光沢のある部分。飛蚊症、かすみ目、視力低下、夜盲症、頭痛、めまいなどに使われます。

 黄精   :クルマバナルコユリの根を酒で蒸したもの。肝腎を補い、ドライアイや視力低下などに使われます。

 白僵蚕  :カイコの幼虫。目の充血、眼圧が高い、涙目などに使われます。

 

漢方薬では、「飲む目薬」とも呼ばれる『杞菊地黄丸』がおすすめです。

目薬の使い過ぎは、角膜が傷ついたり、かえって目が充血しやすくなったり、ドライアイが悪化したりなど、目のトラブルを招いてしまうこともあります。

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