『漢方で試験対策』

 

(筆者:川那辺 貴弘)

 年が明け、いよいよ試験シーズンですね。ラストスパートのこの時期お風邪などは引いていないでしょうか?準備万端の人もそうでない方も万全を期して試験に臨めるそんな漢方をご紹介したいと思います。

風邪対策
日本の受験のシーズンは風邪やインフルエンザの時期と重なります。追いこみのこの時期は集団で講義を受ける方もいるので余計風邪をもらいやすいですね。さらに花粉症でお困りの方も増えてくる時期です。熱でふらふらの頭では実力を十分に発揮できません。
風邪をひきたくないという方には『板藍根』という生薬や『玉屏風散』という漢方がお勧めです。あと、風邪の初期に『天津感冒片』や『葛根湯』を上手に使い分けると風邪がひどくならずにすみます。『プロポリス』も愛用する方は多く、特に最近はスプレータイプの便利なタイプのものを携帯する方も多くなっています。

頭をすっきり
中国では北京で『紅景天』、上海では『西洋人参』を受験生に使うようです。『紅景天』は集中力を高め、やる気を上げるために使うようです。『西洋人参』は疲労回復に主に使いますが美容に応用する方もいるようです。『清心丸』なども頭が朦朧とした時や、気力が萎えた時に使うとよいです。あと『イチョウの葉』も脳循環改善にドイツでは医薬品として扱われているので頭脳労働の際にはお勧めです。特に追い込みの時期に疲労困ぱいの場合は『高麗人参』で元気になるのもいいですね。

ストレスに打ち勝つ酒
緊張で自分の実力が発揮できないと勿体ないですよね。『シベリア人参』は気持ちを安らかにしてくれ、気分を爽快にしてくれる『菊花』などと使い分けるとストレスをコントロールできるかもしれませんね。睡眠不足でも頭はスッキリしないので『シベリア人参』や『酸棗仁』で深い良質な睡眠をとるのもお勧めです。

試験には風邪などを引かず、睡眠を十分に取り、万全の体調で臨んで下さい。良い結果が出る事をお祈り申し上げます。